クールな君が好きなんです!!



保健室に運ばれて、椅子に下ろされる。
先生はいなくて、佐々木くんがおデコを見る。


「……プッ、赤くなってる」

なんて言って笑いながらも手当てしてくれる。でも……。



「あゆちゃんに悪いから、大丈夫。
もう、戻りなよ」


私がそう口にすると佐々木くんは目を開いた。


「は……?」

「だって……、あゆちゃんのこと好きなんでしょ?」


そう言うと、佐々木くんはビックリした表情で立ち上がった。


「誰がいつ、そんなこと言ったんだよ」


………えっと~。



わ、わからない……。



え?てことは……!!




「す、好きじゃないの……?」


「恋愛感情としてはな。」



私、余計なことしちゃった系!?



ガッカリして、立ち上がろうとしたら
佐々木くんに腕を掴まれた。



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