クールな君が好きなんです!!





だけど、桐崎くんに逸らされた。


少し胸が痛くなって、席に座って授業を受けた。


ーーーーお昼。


「あーっ、お茶買ってくるね!」

「はぁ、行ってらっしゃい」

私が焦りながら、財布を持って自販機まで走る。


自販機は混んでいて、ちょっと遠いけど
旧校舎側の自販機まで走っていた。



「ちょっと、アンタ」


後ろから声が聞こえた。


誰に話しかけてるんだろう……?
私は、立ち止まって周りを見るけど誰もいない。


「……アンタだよ!
高野さん!」


頭に?を浮かばせてる私に、目つきが悪い女の子は叫んだ。



わ、わたし……?


3人いて、茶髪で綺麗に巻いてあるリーダー的な女の子に、ショートカットの目つきの悪い子。そして、お団子してる女の子。


「……最近さぁ、桐崎くんの周りうろついてるみたいだけどさぁ〜」


茶髪のリーダー的な子がそう口にした。

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