クールな君が好きなんです!!
たぶん、私はとてもめんどくさい。
だけど、それでも……。
「嫌です……っ。
私だって好きだから……」
桐崎くんが、自分から近付くなって言われた時まではせめて……。
隣で思い出作りたい……。
「はぁ!?ふざけんじゃないわよ…!」
お団子の女の子が、平手で私を叩く。
パチンっと音が鳴って、私の顔には真っ赤な跡が付いた。
痛い。
「早くわかっていればいいものの……!」
怒りと焦り混じりのその声。
そして、もう一回振ってくる手。
私は目をつぶった。