クールな君が好きなんです!!
目をつぶっても、全然痛くない。
私は、そっと目を開く。
「………佐々木くんっ、」
そこには、女の子の手を掴んでじっと相手を睨む佐々木くんの姿。
「あ……っ、ち、違う……っ!」
女の子は焦っていて、額に汗をかいている。
「これの何が違うわけ?
お前ら、性格までブスなのな」
佐々木くんが、私の顔の跡を触りながら女の子たちに言うと、女の子たちは泣きながらその場から去っていった。
すると、佐々木くんが私の手を掴んで立ち上がらせてくれた。