クールな君が好きなんです!!
Chapter✽5
「ごめん。」
お風呂から出て、すぐに部屋に行く私を心配したのか優くんが入ってくる。
「これ、食べなよ……」
そう言って、おにぎりを渡してくれる有くん。
私は、優くんからおにぎりを受け取って
頭を撫でる。
どんな気持ちであんなこと言ったんだろう。
明日からは、もう話せない。
ただ見てるだけ。
叩かれた頬よりも、胸が痛い。
ズキズキとモヤモヤが混ざってどんな気持ちなのかわからない。