クールな君が好きなんです!!
静かになって、教室に戻る。
鞄を取って、桐崎くんの隣まで走って行く。
「一緒に帰ってもいいですか!?」
「むり。」
……うぅ。
でも、ついていくもん!
後ろをついていくと、昇降口までついていた。
靴を履き替えていると、後ろを佐々木くんが通る。
「あ、鍵ありがとう!
じゃあね!!」
そう言いながら、手を振る私。
佐々木くんは、少しだけ顔が赤く見えたけど……
「…早く帰れ、あほ」
なんて言うから絶対に気のせいだ。
チラッと前を見ると桐崎くんは
もう歩いていたから、私は、その後を追っていったーー