クールな君が好きなんです!!
「もう、お昼終わるけど?」
桐崎くんの、言葉にハッとして携帯の時間を見る。
お昼が終わるまであと少し。
あゆちゃんに頼まれたパン……!!
私は、すぐさま教室の方に向きを変えた。
だけど、このままもう桐崎くんと話せなくていいの……?
一緒に入れなくてもいいの?
私は、桐崎くんの方にまた振り返る。
もう、話せなくなるのも一緒に入れなくなるのも嫌だ。
迷惑だけど、好きなのも諦められない。
「迷惑かけちゃうけど、やっぱり桐崎くんが好きです!! 一緒にいたいんです…っ 」