クールな君が好きなんです!!
桐崎くんをジッと見つめてると、桐崎くんは大きなため息をついた。
「はぁ、また狙われてもいいわけ?」
え?
それって、桐崎くんのファンの子達にだよね?
「狙われても全然大丈夫です!」
「……ふぅん。叩かれたりしても俺、助けに行けないかもだよ?」
助け!?
そんなの、贅沢すぎです。
「一緒に入れるだけで幸せです……っ」
私が涙目になりながらそう言うと、桐崎くんは目を見開いた。
そして、真っ直ぐ歩いてきて、私を通り過ぎる。
「好きにすれば?」