クールな君が好きなんです!!


そう言った桐崎くん。
私は、嬉しくて、後ろを振り返る。



「桐崎……くんっ!!」

大きな声で呼ぶと、迷惑そうに私を見る。


そんな顔されても、全然悲しくない。



「ありがとうございます!!!」


お礼を言うと、教室までダッシュした。


あゆちゃん、また桐崎くんといれるようになったよ。



「あゆちゃん!!」

教室に勢いよく入ると、あゆちゃんにほっぺを掴まれた。



「遅くない?何してたのかな?」



……あ、忘れてた。



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