クールな君が好きなんです!!
家に帰ってから部屋に行く。
そして、勉強机に向かって、数学のノートと教科書を出す。
前はあれほど集中出来なかったのに、もう分かるところばっかでつまらないほどだ。
すると、ドアがノックされてから開いた。
「怜…?」
そこから、顔を出したのは花織だ。
「何?」
文字を書く手を止めて後ろを見る。
花織は、ドアを閉めるとベッドの上に座った。
「久々に、勉強見てあげようと思って」
そう言って、微笑む花織。
花織は、綺麗で頭もいい。
高野とは大違いだ。