クールな君が好きなんです!!
誰よりも俺を見ててくれて、小さい頃から取っつきにくい俺と一緒に居てくれた。
勉強も必死で見てくれた。
多分、それが初恋だったと思う。
だけど、告白する前に、花織に彼氏ができて失恋したっけ?
そして、彼氏にひどく振られた花織を慰めるように告白したら、次の日に引っ越された。
……あの時ひどく傷ついた顔してた。
それから女は苦手になったんだけど、あんなにお人好しで迷惑な奴に付きまとわられたらそんなの関係なくなる。
………ふと、教えてくれる花織の声が聞こえなくなった。
「……ねぇ、怜?
私、言わなくちゃいけないことあるの」
そして花織が真面目な顔をして話し出した。