クールな君が好きなんです!!
桐崎くんに気がついてもらえないと意味は無い。
私とあゆちゃんは、電車を降りてから
学校に向かった。
昇降口に入ると、丁度桐崎くんが靴を履いている所だった。
「あ、桐崎くん!おはよう!」
すぐ話しかけに行くと、桐崎くんは下を向いたまま小さな声で「おはよ」と言った。
嘘……っ、
今までどれだけ言っても確実に返してくれることなんかなかったのに…!
そして、顔を上に上げて私のことを見るとすぐに逸らして教室に行ってしまう。