クールな君が好きなんです!!
き、桐崎くんが……なにって…!!
それだけでも嬉しくてにやけるのがわかる。
「昨日のありがとうございました!
私は、もう嬉しくて…!」
「なに?俺、なんか言った?」
……え!?
も、もしかして……
忘れたんですか!?
「………え?あ、あの…っ、
別に、嫌いじゃないって言ってくれたやつですよ!?」
「……は?聞き間違いじゃないの?」
う、うっそだ!!
「いいえ!私は、絶対この耳で聞きましたから!!」
右手を前に出して、ドヤ顔をして言う。すると、フッと笑った声が聞こえた。
「……馬鹿じゃないの?」
笑いながらそんなことを言われた。
え、笑顔が……!!
初めて見た笑顔が可愛くて
見とれてると、桐崎くんが不思議そうに聞いてくる。
「なに?」
「え…っ?あ、あの……!
顔が…可愛くて……」
「は?」
桐崎くんは、顔が赤くなっていって
「いつまでも、見ないで」
…う、うわぁ…。
みんなが、席でがやがやしてる中
私と桐崎くんの2人で話してる。
笑顔だって、あまり笑わない桐崎くんのはレアであろう。