クールな君が好きなんです!!



え……?
な、なんでいるの!?


そこには、本屋さんの袋を片手に持って
何やら、可愛い小物を選んでる桐崎くんの姿。



「き、桐崎くん!何してるの?」

私がわあっと声をかけるとビクッとしながら私のことを見た。


「……何っていとこの誕生日プレゼント見てるんだけど」

嫌々答えてくれる桐崎くん。それが嬉しくて私もそのプレゼントを選ぶことにした。


「何歳の子なの?」

「中2」

「へぇ~」

中2で、こんな可愛い所に入るってことは女の子なんだよね?


でも、いとこのためにこんな可愛いお店に入る桐崎くん……。優しすぎる!


なんて、ニコニコして可愛いピン留めを見つける。


「あ、これとかどう?」

猫のピン留めを桐崎くんに見せる。


「よく髪とめてるからいいと思う。
じゃ、買ってくる」

そう言って、私からそれを受け取ると
レジにいく。


お会計を済ませて、お店を出ようとしたらお姉さんに声をかけられた。


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