クールな君が好きなんです!!


ちょんっと手で触ると揺れてそれが可愛らしい。


そして、ウキウキした気分で学校に行くと、席に座って静かに本を読んでいる桐崎くんを見つける。

そして、桐崎くんがカバンに手をかけて本をしまおうとした時、男子がぶつかってカバンが落ちてしまう。


「あ、ごめん桐崎。」

男子が謝ると桐崎くんは、無愛想な返事をして席を立った。


「桐崎くん、おはようっ」

私が前に行ってカバンを拾うと腕に何かが当たった。


チラリとカバンに視線を落とすと、そこには土曜日にもらった猫のキーホルダーが付いていた。



………え?

ハッと桐崎くんを見ると、桐崎くんは顔を少し赤くして、カバンを取った。


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