クールな君が好きなんです!!


な、な、なにーー!?

でも、こうやって勉強すると嬉しいなぁ


それから、約束の30分。

終わってから、みんなで昇降口に行く。

そうして水道の近くを通ると、バシャッと冷たい物がかかった。




………!?


「仁奈、大丈夫!?」

あゆちゃんが私にハンカチを差し伸べてくれる。

「はぁ、何してんの?
これ使えば?」

桐崎くんも、綺麗なハンカチを貸してくれて私は、それで拭く。


「あ、すいません……っ
って、高野!?大丈夫かよ~」

2、3人出てきて私の姿を見るなり驚いて謝ってきた。


「大丈夫~!気をつけてね!」

そう言って、拭きながら歩き出す。


門を出てから、桐崎くんとバイバイをした。



「まぁ、馬鹿は風引かないって言うし
大丈夫でしょ?」


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