クールな君が好きなんです!!
「……あの、どどどうしてここに!?」
布団の中から、桐崎くんに声をかけると桐崎くんは、小さな声で言った。
「田中に行けって言われたから来ただけ。ん、これ買ってきたから食べれば?」
そう言って、私に袋を渡す。
私は、布団からちょこっと顔を出すとそれを見る。
「あ、ありがとうございます……っ」
手を出してそれを受け取ると桐崎くんは、床に座って私をじっと見つめた。
「な、何でしょうか……?」
「そんなので良かった?」
え……?
袋の中を見ると、ゼリーとかポカリスエットなど入っていて、私は笑ってしまった。