クールな君が好きなんです!!
「嬉しいです……っ
ありがとうございました!」
と、笑うと桐崎くんは「あっそ。」と言ってから横を向いた。
本当に治りそうだよ……っ
すると、桐崎くんはカバンからノートを取り出して私に渡す。
「……え?」
「これ、今日の数学のやつ。
じゃ、またね」
それだけ渡すと、立ってドアに手をかける。
「……っ、明日はみかんゼリーがいいです!」
帰り際にそう言うと、桐崎くんは真顔で振り向いた。
「嫌だ」
そう言うと、ガチャと出ていってしまう。
むぅ~。
でも、今日来てくれたのは本当に嬉しかったです。