クールな君が好きなんです!!
こ、これって………
抱きしめられてますよね!?
え!?なんで!?
耳に桐崎くんの吐息がかかる。
ドキドキして、桐崎くんに心臓の音が聞こえてしまいそうだ。
「……俺、高野が好きだよ」
すると、耳元でそう聞こえた。
「え……?」
「多分、ずっと前から。
あんなに冷たくしといては?って感じだと思うけど、付き合って下さい」
………う、そでしょ?
桐崎くんが私を?
「……うっ、うぅっ……」
泣き出すと、桐崎くんはギョッと驚いた。
「は?え?なに?」
「……嬉しすぎてっ、うっ…もう、絶対嫌われたと思ってたから……っ」
泣きながらそう話す私に桐崎くんは、ぶはっと大笑いした。