クールな君が好きなんです!!


「お、おはよう……っ!!」

緊張しちゃって、声が裏返ったけど挨拶できた!


でも、それから会話が続く……ってわけでもない。


いつの間にか駅について降りてからはあゆちゃんと学校に向かう。


「あ、そういえばね
桐崎くんと付き合うことになりました」


照れながらそう言うと、あゆちゃんは立ち止まった。


「は……?何言ってんの?」

「え?本気だけど?」


冗談って言いながら笑ってるあゆちゃんに、私が真面目な顔で言うとポカーンと口を開けた。


「え……?マジなの?」

「そうなんですっ…!」


また聞いてくるあゆちゃんに照れっと顔を赤らめる。


「おめ、おめでとう~っ!」

あゆちゃんは、私に抱きついてぴょんぴょん跳ねた。


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