クールな君が好きなんです!!


私は、席に戻ってあゆちゃんに話しかける。

「……あんまり変わってません」

ズーンっと落ち込んだ状態でそう言うと、あゆちゃんは慌てて私を励ました。


「だ、大丈夫だよ……っ
ほら、照れてるだけだって!ね?」


あゆちゃんが笑いながら私にそう言ってくれる。


でもなぁ……。



私ばっか好きみたいです……




そして、今日もいつも通り授業を受けて
放課後になる。


桐崎くんのところへ行こうとしたら後ろに体を引っ張られた。


「おい、何してんだよ」


……ん!?


「え?な、なに!?」

そこには、不機嫌そうに立ってる佐々木くん。


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