クールな君が好きなんです!!


放課後になると、賑やかだった教室がすごく静かになる。

「あ、佐々木くん…!」

プリントと、教科書などを持って話しかける。

「ん。」


短い返事だったけど、あゆちゃんの
椅子を私の机側に向けて座る。


始めようとしたところで先生に呼ばれた。






「おーまーえー、ノート提出してないだろ!?」

先生が、佐々木くんに話しかける。

あれ?珍しい…。


ガン見してると、佐々木くんはチラッとこっちを見る。私は、大丈夫だとニコッと微笑むと佐々木くんは立った。


「ん、出してきてよ先生」

なんて言うけれど、先生の返事はもちろん、NO。

「ちっ……、じゃあ行ってくるから解けるところ解いとけば?」


佐々木くんはそう言って、先生と教室を出ていく。




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