クールな君が好きなんです!!
無事、数学も終わり、今日はここで授業が終わり。
放課後はさすがに大丈夫だろうと思ってた。
私が甘かったのだ。
あゆちゃんとバイバイしたあと、すぐに桐崎くんのところに行ったけどもう、居なくなってた。
そんなに人すごいのかな……?
今日1回も話せてないよ。
私は落ち込んで1人で帰っていた。
曲がり角で誰かに腕をつかまれて路地裏に連れてかれる。
え?!?
な、なに、?
口を抑えられて何も話せない。
私は暴れると、ガンっと相手に当たった。
よっしゃ!と喜んでると
「いって……」
聞き慣れた声がした。
パッと開放されたので後ろを見るとそこには、頭を抑える桐崎くんがいた。
「あ……。
な、何してるんですか!?」
私が慌てて近寄ると桐崎くんは、横を向いてボソッといった。
「あんたと話せてなかったから待ち伏せしてた。」
え………?
「桐崎くんも話したいって思っててくれたんですね、!!」
私は、嬉しくて桐崎くんに抱きついてしまう。
「ふぅん。ホントに話したいって思ってた?」
なんて聞いてきた。
「え?」
「俺が女子に囲まれてても平気な顔してたけど?」
……なに、それ。
可愛すぎます、桐崎くん!!
「はい!証明してあげましょうか?」
私がそう言うと、桐崎くんは顔を見て首を縦に動かした。