クールな君が好きなんです!!


私は、言ってもいいけれど、桐崎くんに迷惑がかかってしまうのかと思うと言えない。


桐崎くんに、みんなに言ってもいいかちゃんと聞いてからにしなくちゃ。



だけど、このまんまだと桐崎くんの周りに女の子たちが言って本も静かに読めないんだよね……?


「はぁ? 何でも知ってるんだから
好きな人くらいわかんでしょ?」

「そーそー。言っちゃいなよ?
アンタだって好きなんでしょ?」


女の子たちは、絶対私から聞き出そうとしてるらしく、私を開放しようとはしない。


「好きですよ……だけど、例え知ってても絶対に教えません…!!」


もし、例え、彼女が私じゃなくて
違う女の子だとしても絶対に言わない。


桐崎くんは、きっと「アンタだけだから。」と言ってくれるはず。



「なによ…!生意気なのよ!
桐崎くん相手にされないくせに!」


そう言って女の子たちは大きく腕を振り上げた。



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