クールな君が好きなんです!!
え……っ!?
また、叩かれるの…!?
目をつぶって、我慢しようとすると
後ろから声が聞こえた。
「あーあ、高野にはもう何もさせないように気をつけてたのに。」
窓から顔を出して、こっちを見てる桐崎くん。
「あ……っ、」
私は、目を大きく開いて桐崎くんの顔を見る。
桐崎くんは、女の子たちを見ると
私の頭に手を置いて自分の胸にトンっと当てた。
え………?
「俺、この人と付き合ってるからこの人に嫌がらせするのやめてくれる?」
その言葉に私は目を見開いて桐崎くんの方を向いた。
「え?な、なんで……っ?」
「あんたは黙ってて」
驚く私を気にもせず、桐崎くんは女の子たちを睨む。