クールな君が好きなんです!!


そして、私の机まで来ると机の前にある椅子を見た。


「………アンタ、何してたの?」

「プ、プリントです……」

「ふぅん……」


興味なさそうな声!!


「桐崎くん、帰らないの?」

なかなか、その場から動こうとしない
桐崎くん。私が、そう言うとハッとしたような顔をした。



「……言われなくても帰る。」

そう言って向きを変えて歩き出す。


あああっ!もう、何してるの私!!

せっかく、桐崎くんと話せるチャンス!



だけど……っ!!




佐々木くんが、やれって言ってたからやらないと!!



真面目な顔をして、プリントを見るが
やっぱり、全然わかんない。



手が動かない私。ずっと下を向いてると
カタッと音がした。


えーーー?




「………どれがわかんないの?」



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