クールな君が好きなんです!!
「で、優くんは?」
お母さんはいきなり、テレビの前でゲームをしてる優くんに話を向けた。
「え?なんで優くん?」
私が不思議そうにお母さんの顔をのぞき込むとやけに楽しそうに、ニヤけている。
「クラスの女の子に告白されたんじゃなかったっけ~?」
するとお母さんは口を開けて話し出す。
「なっ、なんで知ってるの」
優くんは驚いてお母さんの顔を見る。
「ママ友をナメたらいけないわよ~?」
そう言うと私のお弁当箱を置いて、ニヤッと笑う。
水を止めてから、私の前の椅子に座ると優くんに視線を移した。