クールな君が好きなんです!!


学校について、椅子に座る。
すると、桐崎くんが目に入る。


いつもと同じように椅子に座って本を読んでいる。 私は、その姿を見つめる。

すると、桐崎くんがクルリと振り返り、私と目が合う。



あ……っ、やばい……。


パクパクと口を動かす桐崎くん。

え? な、なに?


よーく、見てみると "ばーか" と言っていた。
それが可笑しくて笑っていると後ろから声が聞こえた。


「なに朝からいちゃついてんのよ〜」

あゆちゃんは、呆れた顔で私に尋ねてくる。

「イチャついてなんか……!!」

少し顔を赤らめてそういうと、あゆちゃんはニヤッと笑いながら私の前の席に鞄を置いた。




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