クールな君が好きなんです!!
「……まだ少しこのままでいいじゃん?」
そう言って、ギュッと私を優しく包み込む。
「………桐崎くん!!
私は、何があっても離せませんよ……!」
私は、自信満々にいうと、桐崎くんは、クスッと笑ってベッドに顔をつけた。
ガチャッ
いいタイミングで、ドアが開いた。
「「あ……っ、」」
桐崎くんと、私の声が重なった時に、
ドアが閉められた。
そうして、もう1回開いた時に、顔を見たら
綺麗な顔をした女の人が立っていた。
「……怜、あんた何してんの?」
綺麗な顔とは逆に、すごい怖い顔をして
桐崎くんを、見つめる。
え……っ?しゅ、修羅場!?
桐崎くんは、まずいといった顔をして私から離れる。
「……なんでいるの。
姉貴。」
そう気まずそうに言う桐崎くん。
え?え!?!?
お、お姉さん……!?