クールな君が好きなんです!!
「それにしても、結構順調じゃない?」
あゆちゃんは、私の顔を見てそう言ってくる。
たし、かに。そう思う。
「仁菜、好きすぎるから桐崎どうなんだろうって思ってたけどねえ……」
そうだ。たくさん話しを聞いてくれて、たくさん相談に乗ってくれた。
「あゆ、ちゃん。
ありがとう!」
私は、あゆちゃんにお礼を言う。
「何よ、いきなり」
あゆちゃんは驚いていたけれど、
ニコッと笑って、「当然のことでしょ?」と言ってくれた。
そっから、私たちは笑って、
授業開始のチャイムがなる。
きっと、これからもずっと、
私たちはこうやって生きていくんだろう。