クールな君が好きなんです!!
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それからどんどん日は、経ち。
もう、卒業式だ。
遊園地にデートに行ったり、あゆちゃんとお出かけしたり、桐崎くんとも沢山遊んだ。
高校3年生になった私たちは、少しだけ大人に近づいた気がした。
「桐崎くーんっ!!」
今日も、元気に桐崎くんに話しかけると、面倒くさそうに振り向く桐崎くん。
「いつもうるさいよ」
3年生になっても、桐崎くんとあゆちゃんと同じクラスになれた私。
でも、それももう終わり。
「ほんとよ、仁菜。
周りをよく見なさい」
あゆちゃんが私の頭をチョップしながらそう言う。
周りをよく見れば、私たちのことをよーく見ている人たちだらけだ。