クールな君が好きなんです!!


あれ?なんでこんなに見られてるの?



「あんたねぇ、毎回毎回うるさいのよ!!
卒業式くらい静かにしなさい!」


あゆちゃんに、怒られて、さらに周りは私たちのことを見る。


桐崎くんは、スタスタと歩いて行ってしまう。


「はい、すいませんでした……」

「その言葉、何回聞いたと思ってるの!
毎回、恥ずかしいのよ!?」




うっ……。


あゆちゃんに言われて、何も言えなくなってしまう。


確かに、何回使っただろうか。



自分でもわからないくらいだ。



でも、毎日目が覚めて浮かぶのは、桐崎くんの顔。


その顔を見る度に、あぁ、好きだなぁ。と実感する。




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