クールな君が好きなんです!!
だから、仕方ないんです。
「……でも、あゆちゃんだってうるさい時あるもん。」
私が、ボソッと呟くと、あゆちゃんは顔を真っ赤にした。
「佐々木くんと話した後はうるさいもんね~」
「なっ……!」
赤くなるあゆちゃんの横を普通に通り過ぎた佐々木くん。
そう、あゆちゃんと佐々木くんは付き合い始めた。
やっとあゆちゃんの想いが伝わってくれて、本当に嬉しい。
「………仁菜、ほどほどにしなさいよ…」
あゆちゃんの顔はまだ赤い。
「はーい」
なんて、返事をしながら、桐崎くんの元まで走って行く。