クールな君が好きなんです!!
無事に、式が終わり、あゆちゃんが、ブーケを思いっきり投げた。
それに、ちゃんとキャッチしたのは、私……ではなく、クラスの子だった。
うっ。キャッチなんてできなくても結婚できるもん……。
落ち込んでる私に、あゆちゃんがやってきて、
にやぁと笑いながらこう言った。
「ま、仁菜はキャッチしなくても
来月には結婚するもんね~」
そうなんです。
私、桐崎くんと結婚するんです。
「桐崎もやるじゃーん」
なんて、仁菜ちゃんがツンツンと桐崎くんを肘で叩く。
私は、まだ、夢でも見てるかのようだ。
あの桐崎くんからプロポーズをされたのだから。