クールな君が好きなんです!!



「ねえ、ママ~
夏生は、幼稚園休みなの?」


美玲が、パンをかじりながら私に問いかける。

「ん?そうだよ~
この間、運動会だったからね
ね、夏生~」


そう言って、夏生に、ご飯を食べさせる。


怜くんは、コーヒーを飲みながらテレビを見ている。



これも、いつものこと。


美玲が、何かと私に質問してきて、
怜くんはコーヒーを飲みながらテレビを見る。



ご飯を食べてから、歯磨きをして、カバンを持つ怜くん。


「あ、美玲、夏生こと見ててくれる?
パパのこと見送ってくるから」


そう言って、私は、席を立ち
玄関で靴を履いてる怜くんのそばまで行く。



「怜くん!怜くん!
いつものは?!」


嬉しそうに私が、聞くと、面倒くさそうに振り向き、ほっぺにキスを落とす。



これも、私が無理やり頼んだこと。



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