クールな君が好きなんです!!
それから、少し話してから、あゆちゃんに夏生を見てもらって、2階の掃除へ行った。
掃除機をかけたり、ドアを開けたりして、毎日大変だ。
でも、その度に、飾ってある写真を見てにやけている。
「ふふっ、かっこいいなぁ」
なんて呟いて、掃除を終わらせた。
それから、あゆちゃんと話しながら洗濯物を畳んだ。
「そういえばさぁ、最近どう?
桐崎、元気?会ってないけど」
「ん?元気だよー
佐々木くんは?」
私たちは、いつもこんな会話だ。
お互いいろんなことを聞いたり、ママ友の話をしたりして。
「あー、元気。
なんか一馬がさ、美玲ちゃんのこと好きらしくて」
あゆちゃんが、はぁ。とため息をついていう。
「もう、それでどっかの誰かさんみたいにうるさいのよ。」
チラッと私を見ながらいう。
「ちょ、ひどいよー!
でも、美玲も一馬くんが好きみたいだよ~」
「なんか子供たちの恋愛って聞いてて楽しいわよね。 とくに、自分の子供は。」
あゆちゃんが、そういうのなんて珍しい。
けど、私もそう思う。
私たちは、結構話してから、あゆちゃんが変えるタイミングで買い物へとでかけた。