クールな君が好きなんです!!



買い物を終えて、家に帰ると、
すぐに美玲が帰ってきた。


おやつを出すと、それを食べながら勉強を始める。そして、夜になると、お風呂に入り、出てからテレビの前で変なダンスを踊ってる。


「ほら、もうご飯できるから座ってね~」

そう声をかけた時、ガチャッと鍵が開く音がした。


私は、お茶を取り出してから、すぐに玄関まで走る。


「おかえりなさいっ!」

いつまでもこうして微笑むのは忘れない。


「ただいま」


怜くんは、そういうと手を洗ってからすぐに着替えに行く。


そして、下に戻ってきてご飯を食べるんだ。



すると、美玲が口を開いた。


「ママって、パパのこと大好きだよね」

大好きなハンバーグをフォークで指しながらそう言ってくる。


「え?あ~、そうだなぁ。



きっと、世界で1番好きなだよ。」


私が、ニコッと微笑んでそう言うと、美玲は、怜くんに視線を向けた。


「じゃあ、パパはー?
ママのこと、世界で1番好き?」


同じ質問をすると、怜くんは飲み込んでから、美玲をじっと見つめた。



「ああ、世界で1番好きだよ。」


そう言った。



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