クールな君が好きなんです!!


ーーーー。



「ねえ、桐崎くんは、どうして
そんなに頭が良いんですか!!」

帰り道に、私がそう尋ねる。

「脳みそが違うからね」


チラッと私を見て、フッと鼻で笑った。



「……そんなこと言わなくてもいいじゃないですか!」


私がそう言うと、少し静かにポツリと呟いた。


「………幼なじみに教えて貰ってたから。」



お、幼なじみ!?



「いたんですか!?」

「うん。俺、もう何も言わないからね」

うっ、桐崎くんはそのまんまずっと黙っていて、聞いてくるのは道だけ。



あぁ、なんだろ……。




とっても遠いですよ………。




いや、いつも遠いけど!





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