クールな君が好きなんです!!
「………いい。叶わないってわかってる。佐々木、好きな人いるっぽいし」
え………?
あゆちゃんの顔はとても悲しそうだった。で、でも……!
「そこで、諦めたらもったいないよ!」
私が元気を出させるために、ニコッと微笑む。
「放課後、近くに出来たクレープ屋寄ろうよ!」
「仁菜……。ありがとう。」
約束して、放課後が楽しみになった。
ーーー放課後。
なんだけど………。
「あゆちゃーーん!待っててね!?
プリント出して、すぐに帰るから!」
「昇降口で待ってるから、落ち着いて行ってきな」
ううう。
昨日出されたプリントを出さなきゃいけない。私は、職員室に向かっていた。