クールな君が好きなんです!!
「……きり、さき……くん…っ」
涙声でそう言うと、桐崎くんは私の前に腰を下ろした。
「お前、何してんの?」
そう言って、桐崎くんは私が持ってる教科書を見る。
「こ、これ……。ごめんな、さい…」
「………はぁ。」
ため息をつく桐崎くん。
「うぅっ……、ごめん……なさい…っ、消えなくて……っ」
私が泣きながら謝ると桐崎くんはさらにため息をついてから、私の体を抱きしめた。
…………えっ!?