クールな君が好きなんです!!
あぁ。
今日も、また桐崎くんと帰れるんだ。
「これ、使ってください!」
タオルを渡して、桐崎くんに泥を拭かせる。
ジャリ……っ
門のところで、砂を踏む音が聞こえた。
前を見ると
「………花織……?」
「あ、花織ちゃん…!」
そこにいたのは、花織ちゃんで。
桐崎くんと声がハモった。
………なんで?
チラッと隣を見ると、桐崎くんが見たことない顔をしてる。
「………ただいま」
花織ちゃんが、桐崎くんに微笑んでそう言う。