クールな君が好きなんです!!
「…そっかぁ。」
少し、花織ちゃんが微笑んだ。
すると、桐崎くんの服の汚れに気づいて可愛いハンカチを差し出した。
「もう、汚すなんて子供じゃないんだからっ。ハイ、使って」
そう言って、汚れにハンカチをあてる。
桐崎くんは、私が貸したタオルをギュッと握りしめていた。
「……別に大丈夫。これ貸してもらったし。」
そう言うと、花織ちゃんのハンカチを離して私のタオルをあてる。