クールな君が好きなんです!!
私は、ニコニコしながら、席に戻る。
「仁菜、頑張ってるじゃん」
あゆちゃんが、後ろを見て私にそう言う。そんなこと……えへへへへ。
「うん!頑張るの!」
なんて、笑顔で言うと、先生が入ってきた。
「じゃあ、今日は、委員会を決めるぞ」
その声で、私は、ピンッときた。
どんどん決まっていく委員会。
最後に、図書委員会が残った。
「いないかー?図書委員になりたい奴」
先生が、そう聞くけれどシーンとしてる。まあ、図書委員って面倒臭いもんね。
だ、け、ど!!
「ハイ!!私、やります!!」
私は、大きな声で手を挙げながら立ち上がる。
みんなの、視線がこっちに向く。