クールな君が好きなんです!!
作戦は、完璧だ。
明日の体育であゆちゃんにボールをぶつけさせ、保健室に運ばせる。
そして告白だ!!!!
私は、ウキウキした思いで学校に向かった。
そして、すぐに1時間目の体育が始まった。
「バスケか~、まっ仕方ない!」
そう言って、ドリブルを始めるあゆちゃん。
「ちょっ……!!」
スピードが早すぎてついていけない私。
あゆちゃんを見つめながらコートに立っていると大きな声で名前を呼ばれた。
「仁奈、危ない!!!」
「え?」
あゆちゃんに大きな声で呼ばれた時にはもう遅くて、返事をしたときに思い切り顔にボールが当たった。