クールな君が好きなんです!!


ドーンっといい音をたてながら床に倒れる私にすぐ駆け寄ってきてくれたあゆちゃん。

「……い、たたた……」

「派手にやったね……。
てか、誰よ、ボール当てたの!」

あゆちゃんがそう言って、男子のコートを見るとその中から男子が出てきた。


「あ、悪い。当たった系?」


………え?もしかして……っ



「………佐々木…」


あゆちゃんは驚いた声でそう口にした。



私は、なにもすることがなくただその場で驚くだけ。だって、このシュチュエーションって………。




「おろ、して……!
大丈夫だし…!」




佐々木くんにお姫様抱っこってやつをされている。

あゆちゃんが見てるのに!!


しかも……っ、


これって私が考えた作戦じゃん!!


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