ずっと隣にいたかった……。
理「ごめん……。

でもさ……私と翔太が合わなければ死ぬことはなかった。


私知ってるよ。
翔太を殺したのは魔王でしょ??」






なんで……







「なんで……」







理「魔王は私の家で雇ってるから。


小さい頃からずっと家にいた。

そして……華波さんの父親なんでしょ?


そうやっていってた。

魔王自身が。

とっても優しそうな目で語ってた」









優しそうな目で??






あんな最低なことを言ったやつが??







「そんなわけない……


優しそうな目で話すわけない……」








理「ううん……魔王が華波は俺の大事な娘だって私に言ってきたよ」





ありえない……





信じられない……







「あいつは華波を……けなした……


そんなやつがそんなこと言うはずがない‼︎」







理「そんなの嘘だよ!!!!

魔王こと直哉は嘘なんてつかない。
華波さんは捨ててない。
今も……ずっとずっと華波さんを大切に思ってるよ……」






ガタッ





「華波……」








華「理穂……魔王と繋がってたの?」




理「違うっ!!!!

私は悪いことなんてしてないっ‼︎


それに……魔王が人殺ししていたのだって知らなかった……」






華「あいつ……本当最低……


理穂まで騙すなんて……」







理「騙されてない。

私にはあの笑顔が嘘には見えない


華波さん……思い出して……。

私と華波さんは小さい頃あったことがあるわ。



まだ華波さんが直哉と住んでいた時。」






華「そんなはずはないわ。

だって私は……私は生まれた時から本当の父親と住んでいなかったもの……」








話がおかしい……





理穂の勘違いなの?





それとも華波が忘れているだけ……?





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