ずっと隣にいたかった……。
絶望
ガラスが割れた





なにが起こってるかわからない……






華「出てきなさい!!!!

魔王っ!!!!」




そんなわけない……






魔「よくわかったな……。
我が娘よ。」






華「ふざけんじゃねぇ……。
お前は私の親なんかじゃねぇ……」




魔「ふっ……そんなのはどうでもいい。



理穂様……お父様の命令で殺させていただきます……」






お父様が……??




「なぜ……。」






魔「入谷組の息子と付き合っただけではなく子供まで作るなんて……。」





「なにがいけないのっ!!!!
それに……直哉は私の味方だよな…?」






直哉が私を裏切るはずがない……





いっつもお父様より私の言うことを聞いてくれたんだから……






魔「味方??

なわけありませんよ。」







「うそ……」





魔「嘘なんて酷いな……



私の主人は理穂様の父親であなた様ではない。

だから、味方になる必要はない。」






「でも……いつも……」





魔「あれは演技ですよ。

そっちの方が都合がよくてね。
騙されてくれてありがとうございました……。
では……さようなら……」






裏切られた……?





もう……死にたい






バンッ






魔「っ‼︎
いってぇな……」






ぇ??






「華波さん??」






華「魔王。

私を忘れちゃ困るわ。
私は麗奈の指示によって理穂を守るの。
だから理穂を殺させないわ。」







なにこれ……






親子で殺し合う……??










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