ずっと隣にいたかった……。
父「お前覚えてないのか??
直哉と華波を引き離したのはお前なのに

いくら子供って言っても言っていいことくらいはわかっただろ……」





なんの話……??




華「本当に知らないんだ。
じゃあ………教えてあげる。」





私は……何をしたの?




華「あれは5歳の時理穂は部屋にずっとこもってたわ。
その時の遊び相手が私。
そこまでは覚えてるよね?」




「うん。」



華「ある日理穂はなんとなく言ったの。


“なんで直哉は華波を自分の近くに置くの??
一緒にいない方が仕事はやりやすくなるよ。それに、下手に護ってるだけじゃ華波が余計危険な目にあうだけだと私思うんだよね〜”
って言ったの覚えてる??


理穂の一言でお父さんは私を預けることを決意したのよっ!!!!
私とお父さんを離したのは理穂だったじゃないっ!!!!



酷いよっ!!!!
自分はお父さんに愛されなかったからって私に当たらないでよ……」





「ごめん………なさい。


でも……私そんなつもりなかったの。
嫉妬してたわけでもない……

ただ……不思議に思ってたの……


私の一言で家庭を壊してごめん……なさい……(涙)」






翔「華波………もう過ぎたことなんだからいいだろう。」





翔太………




私が悪いのに……


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