ずっと隣にいたかった……。
理生「ママ……(泣)
パパ……ママに逢いたい……(泣)」




海「僕も……(泣)」




逢いたいか……




本人に会うのは無理だな……



理穂の私物はたくさんあるけど……




あっ、理穂の親父さんにビデオがないか聞いてみるか。




「少し待ってろ。」



俺はケータイを出して電話をかけた




「あっ、もしもし。
理穂が映ってるビデオとか持ってないですか??」





理穂父【もっているが、どうしてだ?】




「海理と理生奈が理穂に会いたいと言っていて……」




理穂父【そうか。
なら、今度うちに来るといい。
見せてやるよ。
あっ、そう言えばお前の実家も理穂の動画隠し撮りしていたはずだ。
それもみるといい。】





はぁ⁉︎

隠し撮り⁉︎



犯罪じゃねぇかよ



「まぁ、ありがとうございます。
今度伺います」




理穂父【あぁ……理穂の子供に逢えるのを楽しみにしている。】




そういえばそうか……



親父さんは葬式以来海理達の顔を見てないのか。




< 165 / 191 >

この作品をシェア

pagetop