ずっと隣にいたかった……。
「私喘息と心臓病持ちなんです。


生まれつき持っていました。


だけど死んじゃうってわけじゃなかったんです。



だけど……(泣)



だけど……事故で……(泣)



私は余命宣告されました。



中2の春、私の車がある車と衝突したんです。



その車はわざと突っ込んできて100キロを超える勢いでぶつかってきて……



その事故で私の大切だった山口さんっていう運転手が亡くなったんです。





その時私は後部座席に一人いました。


衝撃で心臓が大きく跳ね喘息が出てしまい意識をなくしました。


目覚めた時、お母さんは目を腫らして泣き崩れました。


私はその時に余命3年半と言われた



事故の衝撃で病気が悪化しちゃったらしくて…………(泣)



後から聞いたら私は生まれた時から40歳まで生きれるかどうかわからなかったってそれなのに……それなのに……事故で……23年分がなくなっちゃった何て……ショックで……毎日泣きました。




でも、私気付いたんです



こんな時を過ごすなら残り少ない時間を大切にしようって。





翔太……楓ママ……ごめんなさい





楓ママがお嫁に来たらいいって言われた時嬉しかった。


だけど……私そんなに生きられないの!!!!(泣)



残り1年半しかないの……(泣)




翔太……彼女にしてくれてありがとう。





嬉しかった。




大好きだった。




だけどね、もう未来がない私より未来のある人と付き合って……。





楓ママの前で言うのも何だけど翔太








別れてください。」



< 24 / 191 >

この作品をシェア

pagetop